新たな歴史の1ページ

エンスーT二等兵であります!

なんと今日はめでたき日であります!
青物横丁基地の怪しい地下室より資料が発掘され、年表に新たな歴史の1ページが追加されたであります!

時は2810年。我らが銀河連邦の中枢コンピューター「Federation FEDCOM」の処理管理ユニットの一つ「Root Unit “Type Yellow”(R.U.T.Y.)」を喪失したという事件であります。
これがどのくらい凄いことか説明いたしますると、このRoot Unitがなくなると我らが銀河連邦の行政、軍事、開発、予算とかバグリッター兵長が頭を抱える小難しそうなものが一部ないし全部止まるという、とっても大事なものであります!

今我らがいる時代の「Federation FEDCOM」のバージョンは12、つまり「Federation FEDCOM12」ですが、この事件の時はバージョン5(Federation FEDCOM5)とかなり古いものであります!時代を感じるであります!

初代「Federation FEDCOM」は2255年に稼働開始。その後FEDCOM2を経て、FEDCOM3の「プロジェクト・イグドラジル」で初めて「Root Unit」システムを導入。この時にRed、Orange、Yellow、Green、Blue、Indigo、Violetの7つのユニットが設定されたとあります。当初はハードキー形状だったと伝えられます。

そののちオペレーション・スターラスターが勃発。あの英雄ダン・ハイニックがこのユニットを回収した後、憎きバッツーラを撃退し、我らが銀河連邦を危難より救うのであります!
が、これはまた別の話としまして話を続けますと、2660年に各恒星間が無機物転送エネルギーチューブ「スターライン」で接続され、全星系のコンピューターが繋がったことで、なんと銀河連邦領星系全体を巨大なコンピュータ・グリッドとして使うという、今回話題のFederation FEDCOM5へと進化するであります!凄いであります!5万光年に渡る巨大なコンピュータ・グリッドであります!

この際Root Unitも、オペレーション・スターラスター時の反省を活かして、人型の形態をとって緊急時に単独で避難行動できるものへと改められました。
このRoot Unitの姿は、いままで公開されることはありませんでしたが、この度の資料発掘により!ついに!見られることとなったのです!

 


独立稼働型基幹ユニット「Root Unit Type Yellow」 通称R.U.T.Y.。
2660年稼働開始。兵器、兵装等の設計、開発計画を担当するRoot Unit。
ユニット全高160cm、体幹上部外周90cm、体幹中央部外周51cm、体幹下部外周85cm。
ユニット重量…警告!非公開情報 –UGSF広報システム–

 

おおおお!なんと愛らしい姿でありましょう!是非私のお嫁さんに!
と、思いましたが、彼女はナノバイト・マテリアルを使った人造人間であるということと、すでに2810年の開発実験「プロジェクト・ビフロスト」で起きた事故で喪失しているとの残念な報告も書かれております…。

ぬ、でも続きがあるであります!なになに…

「プロジェクト・ビフロストでの事故でRoot Unit Type Yellowを喪失したことで、銀河連邦はUGSFの兵器生産計画、開発計画が停滞するに至った。しかしその機能は各企業へ委託することで置き換えが可能な点、また微弱ながら間欠的に生存信号と、スターライン経由での開発用マテリアル消費が時折確認されたことから、所在不明ながらも現存はしていると判断。銀河連邦は代替機を置かず一時的喪失として扱った。ただ元となった事故には作為的と思われる点も多く、継続して調査が必要と思われ、関与した… エンスーT二等兵には、本情報にアクセスする権限を持っておりません。 –UGSF広報システム–

…よくわからないでありますが、要は生きていそうだから放っておいたということでありましょうか?
まあ確かに私も、バグリッター兵長が1週間くらい出勤していなくても放置しておくであります!
兵長殿の生存能力はゴキ…、もとい過酷な環境でも一人で生きていける、たくましきお方であります!

銀河連邦宇宙軍 青物横丁基地
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